この度、山田昇記念財団様より自立援助ホームいっぽが運営するステップハウスJump(ジャンプ)へエアコン等の家電製品をご寄付していただきました。本当にありがとうございました。
今回、ご寄付していただいた家電製品は以下となります。
・エアコン5点 ・テレビ ・シーリングライト5点 ・ケトル ・掃除機 ・冷蔵庫
ステップハウスJumpは自主運営しているため、全て持ち出しでの活動です。自立援助ホームいっぽと違い、財源がないため、子どもたちが生活する上で十分な家電製品がありませんでした。
本当に子どもたちにはたくさんの我慢をさせてしまいました。
今年の夏は例年よりも猛暑となる中で涼しい風の出るエアコンがない。部屋には数十年前のエアコンはありました。子どもたちからは「なかなか暑くて寝られない。」と声があがっておりました。これでは安心できる生活の場・自立の場がつくれないと感じておりました。
ステップハウスジャンプの課題として、いくつか家電製品が古いこと、そもそも家電製品自体がない、ということがありました。
昨年頃より山田昇記念財団様にご依頼し、ステップハウスJumpへの家電支援が決まりました。この寄付が決まったことをお聞きし、私たち職員が嬉しかっただけでなく、ステップハウスJumpで生活する青年が一番喜んでおりました。
7月22日に家電製品が届き、エアコンは各部屋に取り付けていただきました。
新しく生まれ変わったような感覚がありました。
夏の暑さを逃れるために、一時的に自立援助ホームいっぽで暮らしていた青年はエアコンが付いたことで再びステップハウスJumpでの生活に戻りました。
子どもたちからの必要だと言う声から勢いではじめたステップハウスJumpでしたが、少しずつ生活する場・自立の場として整ってきました。改めて山田昇記念財団様には感謝をお伝えさせてください。家電製品の寄付という形でステップハウスJumpをご支援していただき、本当にありがとうございました。
自立援助ホームいっぽ ホーム長 青木
山田昇記念財団様について
子どもたちたちの健全育成活動、交通事故防止活動、寄付・支援助成事業と主に3つの活動を軸に取り組まれております。また、全国の自立援助ホームから自立する子どもたちにリユース家電製品を無償提供する取り組みも実施されております。
自立援助ホームから巣立つ子どもたちは自分で生活費を払い、入居中に貯金して、生活しております。バイト代のほとんどを貯金にできる児童養護施設や里親の子どもたちとは少し事情が違います。
そのため、退所後にアパート契約に係る初期費用に加えて生活に必要な家電製品一式をそろえると、貯金は大幅に減ってしまいます。家電製品が寄付で受け取れることは非常に大きい支援です。この取り組みは子どもたちの金銭的な気持ちも軽減しているように思います。
山田昇記念財団様のHPのURLです。良ければ、ご覧ください。
公益財団法人 山田昇記念財団 (yamada-noboru.org)